アイランド・トランスファーでパンガン島に行ってきた

概要

少し前に、タイのパンガン島でフルムーンパーティというイベントに参加してきました。当初は「泳げる離島に行きたい!」って気持ちで旅行先を探していたんですが、調べているうちに楽しそうなイベントがあるらしいと知り、そっちが目的に。

フルムーンパーティ

このパンガン島までの移動が、なかなか大変かつ楽しいものだったので、今回はそのあたりを記事にします。


パンガン島への交通手段

パンガン島は離島なので、もちろん日本からの直行便なんてものはありません。交通手段は大きく分けて2つ。

  1. 隣のサムイ島まで飛行機で移動して、そこから船
  2. (最寄りの)ドンサク埠頭まで頑張って移動して、そこからフェリー

1は速いし楽ですが、料金が結構かかります。というのも、サムイ島にはバンコクエアウェイズとタイ航空の2社が就航しているのですが、どちらもLCCではなくレガシーキャリアなんです。なので料金も、バンコクからサムイ島まで 片道約20,000円 となかなかお高い。

ので、今回は2の方法を選びました。昔は自力でバスの手配をするとか大変だったらしいですが、今はエアアジアがアイランド・トランスファーというパック商品を提供してくれています。こっちだと、だいたい 6,000〜8,000円 くらいで済みます。

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エアアジアの就航している最寄りの空港まで飛行機で飛んで、そこからバス・フェリーを乗り継いでいくパック商品です。日本で事前に予約しておけるので、気持ち的にも楽です。

ざっくりした旅程

  1. バンコクからナコンシータマラートもしくはスラタニへ、1時間前後の飛行機移動
  2. 空港からドンサク埠頭まで、1時間半くらいかけてバス移動
  3. ドンサク埠頭に着いたら、そこからフェリーで約2時間半

飛行機の選択肢が2つあるのは、どちらの空港もドンサク埠頭まで同じくらいの距離だからだと思います。

今回、行きと帰りでそれぞれ違う空港を利用できたので、それぞれどんな感じだったか書いておきます。


行き バンコク → パンガン島

エアアジアから送られてきた旅程表はこんな感じの内容が書かれていました。

時刻 行程 備考
10:20 バンコク ドンムアン空港発 エアアジア国内線
11:40 ナコンシータマラート空港着  
12:40 ナコンシータマラート空港発 バス
16:00 ドンサク埠頭発 フェリー
18:30 パンガン島トンサラ埠頭着  

バスの到着予定時刻は書いていませんでした。渋滞があるので予測できないのかな?

それぞれの乗り継ぎで1〜2時間の待ち時間が発生するようですね。

バンコク → ナコンシータマラート

普通に国内線で移動するだけなので、特に書くことがありません。

強いて挙げるなら、ナコンシータマラート空港はめっちゃ小さい空港でした。手荷物受取りのベルトコンベアも1本しかなかった。

ナコンシータマラート → ドンサク埠頭

手荷物を受け取ったら、空港にあるフェリー会社のカウンターに向かいます。エアアジアの旗が立っているのですぐ分かるはず。ここでエアアジアの旅程表を見せて、バスの席をあてがってもらいます。

フェリー会社のカウンター

このときに、アイランド・トランスファーの客だと分かるように服に貼っておくステッカーをもらいます。ステッカーの上からマジックで「P」と書かれてました。同じ飛行機でサムイ島行きの客も乗ってきたので、区別するためでしょうね。

旅程表ではここで1時間くらい空きがあるようだったので、カフェで食べ物を買ったりしていると、他の乗客がほとんどいなくなっていました。慌てて受付に尋ねると、急いでバス乗り場へ向かえとの事。どうやら、しっかり1時間待つわけではなく、乗客が揃い次第出発する感じだったようです。焦った。

今回のバスは、バスというかどう見てもハイエースでした。

バスが乗って出発する前に係員が「パンガンに着いてから相乗りバスでホテルまで行きたい人いる?」と声をかけていました。一人200バーツとの事。ホテルにピックアップをお願いしていたので使わなかったけど、これもアリですね。

だいたい1時間20分くらいで到着。

ドンサク埠頭 → パンガン島トンサラ埠頭

空港でほとんど待ち時間がなかったおかげか、13:30頃には埠頭に到着。本来は16時のフェリーに乗る予定だったのですが、1本前の便に間に合いました。

アイランド・トランスファーでは特に便の指定がなかったのか、カウンターでは「じゃ、これ使って乗ってね」って感じでチケットを渡され、乗船。

フェリー

フェリーは、日本のどこかで使われていた船の払い下げっぽいです。トイレに「お手洗い」って書いてありました。船内にはしっかりリクライニングできる座席が100席くらいと、ちょっとした売店があります。意外なことに、ビールは売ってませんでした。

2時間半くらいかかりましたが、椅子が良かったのでほぼ寝ていました。


帰り パンガン島 → バンコク

帰りの旅程表はこんな感じ。

時刻 行程 備考
07:00 パンガン島トンサラ埠頭発 フェリー
10:00 ドンサク埠頭発 バス
11:30 スラタニ空港着  
13:55 スラタニ空港発 エアアジア国内線
14:40 バンコク ドンムアン空港着  

今度は1本前の飛行機に乗るわけにもいかないので、空港で待ちが発生しそうです。

パンガン島トンサラ埠頭 → ドンサク埠頭

朝6時にタクシーに乗って、埠頭へ。

フェリー乗り場に、エアアジアの旗が立ったカウンターがあります。ここで印刷したメールなり予約番号なりを見せて、手続きをしてもらいます。

後で発覚したんですが、このときにスラタニから乗る飛行機のチェックインも同時に済ませていたようです。そんなカジュアルにできるの??

フェリーは行きと同じ型だけど、たぶん別の船。若干座席の配置が違っていました。

フェリーの中

よく寝られる椅子に変わりはなかったので、ここでも爆睡。あとで気づいたんですが出港が20分くらい遅れていたみたいです。

ドンサク埠頭 → スラタニ空港

ドンサク埠頭に着いたら、バスが来るまでしばらく待てと言われ待機。他の乗客はどんどん別のバスに乗っていくので、うっすら不安になります。

10分くらいして、バスがきました。今度はハイエースではなく、2階建ての長距離バスっぽいやつ。

途中何度か5〜10分くらいの停車を挟みつつ、行きと同じく1時間半くらいで到着。説明がなかったので何のために停まっていたのかよく分かってません。

スラタニ空港 → バンコク ドンムアン空港

フェリーが遅れたのと、バスで謎の待ち時間が何度かあったおかげで、予定より40分ほど遅れて12時10分頃に空港に着きました。飛行機までの時間には余裕があったのでいいんですが、カツカツだったら怖いところですね。

チェックイン・・・は埠頭で済んでいたので、荷物だけ預けてお昼ご飯にしました。

あとは特に何ごともなく、普通に飛行機に乗ってバンコクに到着でした。


感想

良かったところ

悪かったところ

なかなか楽しい体験ではありましたが、次また使うかって言われると微妙な感じがします。往復で丸一日くらい潰れてしまうのは、やっぱり辛い。

行きはアイランド・トランスファー、帰りはサムイ島から直行便っていう妥協案がちょうどいいのかも。